新★レストラン自然食研究所のブログ

病やアレルギーを改善する食事・健康を考えた食生活のアドバイス

塩を選ぶなら自然海塩を

私たちの身体に合った塩とは

 

私たち人類は、約40億年前の太古の海で誕生しました。塩は生命維持には不可欠なもので、塩を摂るということは、ミネラルを補給して身体の中で細胞が活動する環境を保つことです。

 

 

人間の身体の3分の2は水です。この体液や血液の塩分濃度は0.85%、7.3±0.03の弱アルカリで、魚類の体液と全く同じ濃度です。これは、海水の約3分の1の濃度を保っていることになります。この4分の3は細胞内に含まれ、残りは細胞外液として血液やリンパ液として体内を流れています。

 

f:id:organiccentre:20200110141313j:plain

 

長い進化の過程で、海水から体液がつくられた私たちの身体に合った塩とは、その内なる海である古代海水やミネラル組成を再現できるようなものです。

 

毎日使う塩は何がいいのか?


では、どんな塩が身体に合っているのかというと、まずその国や土地のものであること。そして、ミネラルやカルシウム、マグネシウムを適度に含み、食品添加物を使用せず、昔ながらの製法でつくられた海塩がおすすめです。

 


ヨーロッパの水はミネラル・カルシウム・マグネシウムを多く含んだ硬水ですが、日本は火山灰土なので土中のミネラルが少なく、水もミネラルが含まれていない軟水です。よって、日本人は水からミネラルを摂取できないので、岩塩よりもミネラル・カルシウム・マグネシウムを豊富に含む海塩の方が理想的といえます。私は、料理によって岩塩と海水塩を使い分けていますが、なるべく海水塩を使うようにしています。

 

過度な塩分制限はミネラル不足を招く!

  

様々な病気の原因の一つにミネラル不足が挙げられますが、塩分制限のために塩を摂らないように指導する医療機関自治体が多いので、塩が有害視されている傾向にあります。しかし、有害なのは塩そのものよりも、ミネラルをすべて取り除かれた精製塩であり、ミネラル不足を招く食生活なのです。

 

 

毎日の食事から適度にミネラルを摂り入れることが、機能を果たす身体作りや生命維持へとつながり、自然治癒力を高め、ちょっとしたことで病院へ行こうとは思わなくなるはずです。