自然食レストランを開業した理由
なぜ自然食・無添加料理にこだわるのか?
自然食研究所では、料理に化学調味料や食品添加物を一切使わず、味噌や醤油などの調味料も手作りの無添加料理を提供しています。
私が食に興味を持つようになったのは、5才の頃に初めて叔父と釣りに行ったことがキッカケでした。釣りたての魚を刺身や煮付けなどにして味わった時に、そのおいしさに衝撃を受けたことを今でも覚えています。家庭の事情もあり、子供の頃に明治生まれの祖母に預けられた私は、勉強よりも自分で釣った魚を料理することに夢中になっていました。
高校卒業後、料理の腕を極めたいと思った私は、東京都内のホテルや懐石料理店、寿司店で修業をしていたのですが、魚の不味さと多種類の食品添加物の使用に嫌気がさしてしまい、28才で帰郷し、1987年に洋望荘/自然食研究所を立ち上げました。
東京で修業中は、花粉症やアトピー性皮膚炎に悩まされていた私でしたが、自然食レストランをオープンし、無添加の食事に切り替えてからは、症状がすこぶるよくなったので、私の提供する無添加料理がアレルギー疾患や病気に苦しむ人たちを救えるのではないかと思い、料理には自然の食材、無添加の調味料を使うことに徹しています。