味噌を使った料理で身体を守る。
大豆製品よりは味噌で健康維持を
昔から大豆は「畑のお肉」といわれ、健康になれるというイメージがありますが、肉や卵、魚などの動物性食品や乳製品などから動物性タンパク質を多く摂る現代人にとっては、多くは摂らない方がいい食材と私は考えます 。
大豆そのものや味噌・醤油以外の大豆製品(豆腐・納豆・油揚げ・豆乳等)は高たんぱくな食品で、身体を冷やす作用もあるので、摂り過ぎは逆効果になることもあるのです。
大豆を摂るのであれば、大豆のたんぱく質を麹菌の働きでアミノ酸へ変化させた味噌の方が体調維持に効果的です。
味噌は、長期間熟成させることで消化吸収率が高まります。また、乳酸菌などが腸内細菌を活性化させる働きがあるので、免疫力・自然治癒力の向上が期待できます。
表面の白いものはアミノ酸です。当店では、定期的に天地返しを行っていますが、その際に、このアミノ酸も混ぜて、さらに熟成させています。
味噌そのものの味を生かすには、砂糖を使う必要はありません。昔ながらの製法で作られた無添加の長期熟成味噌は、それだけで万能の調味料になります。
ふのりだしで溶いた自家製味噌をかけた山うどのおひたし。(水で溶かしてもいいです。)春の香りが口いっぱいに広がり、黒豆味噌との相性もいい山菜料理です。
私は、マヨネーズやソースの代わりにこの溶かし味噌をよく使います。味噌は、生で使った方が、乳酸菌やビフィズス菌などの有効な成分が摂取できます。
味噌を選ぶなら、自然醸造で、できれば2年以上熟成させたもの、化学調味料や食品添加物が使われていないものをおすすめします。熟成期間が1年未満の味噌は、高たんぱくなので、腎臓や肝臓などの臓器に負担がかかるからです。
味噌は、熟成の過程で抗酸化力が発生するので、熟成期間が長い味噌は、低たんぱくで臓器に負担をかけない調味料といえます。
家庭で味噌を作りたい人は、当研究所ホームページの黒大豆味噌レシピを参考にしてください。
玄米と味噌汁は最強の組み合わせ
玄米ご飯と味噌汁の組み合わせは、お互いに栄養価を高める効果があります。
詳しくは過去記事をご覧ください。↓
玄米の炊き方の過去記事はこちら↓
玄米には、体調維持に必要なたんぱく質も含まれているので、体調がすぐれない時は無理してたんぱく質を補おうと思わなくても大丈夫です。玄米も味噌も自然治癒力を発揮してくれる食品です。
じゃがいもとワカメの味噌汁です。
ミネラルや食物繊維が豊富な海藻の味噌汁を毎日摂るようにして、免疫力・自然治癒力を高めるようにすることをおすすめしたいです。
ただし、化学調味料や食品添加物が入っただし入り味噌やだし風味の調味料を使ってしまうと、体内のミネラルが減り、免疫力・自然治癒力の働きにブレーキをかけてしまうことになるので、基本のだしは昆布だしやふのりだしなど天然の食材で作るようにしましょう。
人間の体内に備わっている自然治癒力によって、ウィルスが体内に侵入するのを防ぎ、病気から身体を守ることができます。このことから、自然治癒力を高める食事を心がけていれば、ちょっとしたことで体調を崩したり、ウィルスに感染したりすることはないのではないでしょうか。
「味噌汁は朝の毒消し」「味噌汁一杯三里の力」ということわざがあるように、 自然治癒力を発揮してくれる味噌は、日本古来の発酵食品であり、日本人になくてはならない調味料です。毎日使う調味料は、安全で身体にやさしい無添加のものを選ぶようにしたいものです。
- 価格: 2484 円
- 楽天で詳細を見る
【送料無料】長谷園かまどさん 2合炊きCT-03【長谷製陶】
- 価格: 7400 円
- 楽天で詳細を見る