ミツバに似ている毒草「キツネノボタン」に注意!
野性のミツバは、市販のミツバの味とは比べものになりません。ほんの少し味噌汁の中に入れるだけで、野生そのものの香味が味わえます。
当店の裏庭に自生しているミツバです。おひたしにする場合は、湯通しする程度で充分。和え物や天ぷらでも美味しいです。
野生のミツバは、湿った薄暗い山間によく生えていますが、同じような場所にミツバによく似た「キツネノボタン」という毒草が生えている場合が多いです。
このキツネノボタンを誤って食べると、口の中が腫れ上がる、腹痛、下痢、嘔吐、消化器官の炎症、呼吸麻痺を起こすので要注意です。また、汁が肌に触れると、かぶれや発疹が出る場合もあります。
毒草のキツネノボタンは、葉っぱの柄に薄い毛が生えています。葉を触るとざらざらしています。
ミツバの柄は無毛でツヤツヤしています。
ちなみに、ミツバにはムラサキミツバという種類があり、このような黒っぽいミツバもあります。味は、このムラサキミツバの方が私は好きです。
山菜を採取する時は、一本、一本を確認してからにするようにすることをおすすめします。