新★レストラン自然食研究所のブログ

病やアレルギーを改善する食事・健康を考えた食生活のアドバイス

ふのりだしの味噌汁が胆石や結石を溶かす。

ふのりは胆石や結石を溶かす海藻

 

今回は、いりこやかつお節を使わなくてもおいしく続けられ、玄米菜食にも合う味噌汁レシピを紹介します。

  

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昔から「石を溶かす」と いわれているふのりは、結石や胆石も溶かす作用を持つ海藻です。食物繊維が豊富なので、便通も良くしてくれます。私が住む三陸海岸では、早春に収穫シーズンを迎えます。

 

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鍋に洗ったふのりと自然水を入れて火にかけ、沸いたらとろ火にして2時間ほどだしをとります。その後強火にして、沸いたら火を止めてできあがり。ふのりだしが沸くと吹きこぼれやすいので、沸くまでは目を離さないようにしてください。

 

 

ふのりだしは、このようにトロリとさせた方が消化・吸収されやすくなります。ふのりだしは、冷蔵庫で1週間ほど保管できるので、時間がある時に多めに作っておくといいです。

 

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味噌汁の作り方は、はじめにキノコ類や根菜など好みの具を切って鍋に入れ、自然水をひたひたに加えたら蓋をして火にかけ、全体に火が通るまで中火で煮ます。その後、ふのりだしを好みの量加えて強火で煮ます。(ふのりだしを多く入れると、トロリとした食感になります。私は、乾燥ふのりを水で戻したもの10~15gに対し、1.5リットルの水でふのりだしを作っています。)

 

胆石や結石がある人、体調不良を改善したい人は、ふのりだしを水代わり、お茶代わりにして飲むようにしてみてください。

 

味噌汁は沸かさないこと!

ふのりだしを加えてから蓋をすると、沸騰したときに吹きこぼれやすくなるので蓋はしない方がいいです。ふのりだしと昆布だしをブレンドして加えるとおいしさが増します。(昆布だしについては機会を見て紹介します。)

 

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 全体が沸いたら火を止めて、味噌を溶かしてできあがり。味噌汁は沸かしてはいけけません。沸かしてしまうと、味噌に含まれる乳酸菌の働きが死滅してしまうので、できるだけ生味噌の状態で摂るようにすることです。


私は、あらかじめ大根おろしを少量入れたお椀に味噌汁を注いでいただきます。味噌汁のだし味が薄い、コクがないと感じたら、あらかじめお椀にとろろ昆布やおぼろ昆布を少々入れてから味噌汁を注ぐと味が引き立ちます。

 

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大根おろしときざんだ小ねぎを添えたふのりと豆腐の味噌汁です。好みで唐辛子や山椒粉を少々かけていただきます。

 

 

アトピー性皮膚炎の人は、唐辛子及び山椒粉以外の香辛料は痒みが強くなるので、避けるようにしましょう。

 

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食物繊維とミネラルたっぷりの海藻味噌汁は、病気にならない身体作りにおすすめの逸品です。味噌は、自然醸造で長期熟成のもの、化学調味料食品添加物が使われていないものを選ぶようにすることをおすすめします。