玄米と味噌汁が体調を整えてくれる。
毎日の玄米ご飯と味噌汁が体調を整える!
味噌は、大豆のタンパク質を麹菌によって発酵させ、消化しやすいアミノ酸に変えてできたもので、米にはない必須アミノ酸が含まれています。
毎日の味噌汁はコレステロール抑制、抗腫瘍性、抗変異原性、抗酸化防止効果、放射性物質の除去などの効果があり、体調を調節する機能性も認められています。また、玄米と味噌汁を組み合わせることで、お互いの栄養素を高める相乗効果が得られます。
玄米ご飯と味噌汁は理想的な組み合わせ
玄米や雑穀の「ふすま」に多く含まれているIP6(イノシトール6リン酸)には、抗酸化作用や抗ガン作用があります。IP6はイノシトール(I)と6つのリン酸(P)から構成されていて、これらが身体の中に入ることで有害な物質を体外に排出し、細胞を守る働きをしてくれます。
IP6からリン酸が切り離されることによって、その効果はさらに増します。このリン酸を切り離す物質が「フィターゼ」で、麹菌が出す酵素。このことから、毎日の玄米ご飯と味噌汁は理想的な組み合わせといえます。
現代は、伝統的な製法で作られる味噌よりも化学的な調味料が使われただし入り味噌の方が多く売れているようですが、だし入り味噌に含まれる化学調味料や食品添加物は、体内のミネラルの減少や免疫力の低下を招きます。毎日の食事で健康を維持していくために、昔ながらの製法の味噌を選ぶようにしましょう。