病気の予防や改善が期待できる海藻
海藻は医薬品に使われている!
現代では、海藻を食べる習慣は減少しているものの、他の植物にはみられない海藻に含まれる成分が注目され、血圧低下や抗腫瘍効果、高脂血症改善の医薬品などに利用されるようになりました。
HiCさんによる写真ACからの写真 (写真はイメージです。)
病院では、治療の際に点滴を使うことがありますが、その点滴はミネラルを含んだ塩分(リンゲル液)です。
つまり、人間の身体は、ミネラルを含んだ塩分を摂取することで回復できるということです。このことから、 海藻は料理として摂る方が、栄養素が有効に体内へ行き渡ると私は考えます。
石を溶かす海藻「ふのり」
私がすすめる海藻の一つがふのりです。ふのりには、マツボと同じくミネラルやビタミン、ナイアシン、βカロテンの他、水溶性の食物繊維フノランが豊富に含まれています。
乾燥のふのりは年中売られていますが、早春の時期は、スーパーや産直などで生ふのりを販売している地域があります。もしも手に入ったら、ぜひ毎日の食事に取り入れてみることをおすすめします。
ふのりを長時間煮るとぬめりが出ますが、このぬめり成分のフノランが腸内環境を整え、免疫力の向上やガンや動脈硬化、肥満などの生活習慣病予防や抗アレルギーの働きを促してくれます。
また、ふのりには、胆石や結石を溶かす働きがあります。私の経験上、毎日ふのりの味噌汁を食べるようにすることで、手術をしなくてもやがて胆石や結石は無くなります。
体内に胆石や結石がある人は、普段から甘い食べ物や甘い飲み物、肉や脂の多い魚などの動物性食品を摂る傾向にあるので、これらの食品を控えるようにすることも改善への近道です。
2020年1月9日のブログで、ふのりだしの作り方や味噌汁のレシピを紹介していますので、参考にしてください。
こちらは、天然ナメコとふのりの味噌汁です。キノコと大根おろしも相性がよく、また、ふのりのトロリとした食感が食欲をそそります。
大根には、血液を浄化する作用があるので、毎日の味噌汁に大根おろしを入れるようにすると健康維持に役立ちます。
長芋は、味噌汁にも合う野菜です。その他、秋が旬の里芋も合います。ジャガイモも合いますが、夏野菜のジャガイモには身体を冷やす作用があるので、低体温ぎみの人や身体に何らかの問題を抱えている人は、寒い時期は控えるようにしましょう。
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